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オートショックAEDの値段は?価格相場と選び方を解説

公開日:2025/11/15  

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オートショックAEDは、電気ショックを自動で行う新しいタイプのAEDです。ボタンを押す必要がないため、救助する人の心理的な負担を減らします。この記事では、オートショックAEDの値段や選び方について、わかりやすく解説します。オートショックAEDの導入を検討されている方はぜひ参考にしてみてください。

オートショックAEDとは

オートショックAEDは、電気ショックが必要と判断したときに、機械が自動で電気を流すAEDのことです。普通のAEDとの違いや見分け方について説明します。

自動で電気ショックを実施

オートショックAEDの最大の特徴は、救助する人がショックボタンを押さなくても、機械が自動で電気ショックを行う点です。普通のAEDは心電図を解析したあと、救助者がボタンを押して電気ショックを行います。しかし、緊急時にはボタンを押すことをためらってしまう人も多く、電気ショックが遅れる場合がありました。

オートショックAEDは「体から離れてください」という音声ガイダンスのあと、3、2、1とカウントダウンが流れ、自動的に電気ショックを実施します。そのため、救助者がボタンを押す操作が不要になり、迷わずに救命処置を行えます。

普通のAEDとの違い

オートショックAEDと普通のAEDの使い方は、電極パッドを貼るまでは同じです。電源を入れて、電極パッドを取り出し、倒れた人の素肌に貼り付けます。違いが出るのは、心電図の解析が終わったあとです。普通のAEDは救助者がショックボタンを押しますが、オートショックAEDは機械が自動で電気ショックを行います。

また、オートショックAEDにはショックボタンがありません。代わりに、電気ショックを行うことを知らせる表示だけがあります。このような違いにより、操作が簡単になり、救助者の心理的な負担が軽くなることが期待されています。

オートショックAEDの値段

オートショックAEDを導入する方法には、購入とレンタルがあります。それぞれの値段や維持にかかる費用について詳しく見ていきます。

購入する場合の値段

オートショックAEDを購入する場合、本体の値段は一般的に25万円から40万円程度です。機種や機能によって価格は変わりますが、普通のAEDよりもやや高めの設定になっています。たとえば、日本光電のAED-3250は約35万円、ライフパックCR2オートショックは約30万円前後で販売されています。

購入のメリットは、長期間使用する場合にトータルコストが安くなることです。また、自社で管理するため、必要なタイミングですぐに使えます。ただし、購入した場合は消耗品の期限管理や定期的なメンテナンスを自分で行う必要があります。

レンタルする場合の値段

レンタルの場合、月額4,000円から7,500円程度が相場です。契約期間は5年から8年が一般的で、月額料金には消耗品の交換費用やメンテナンス費用が含まれています。たとえば、サマリタンPAD360Pは月額約4,400円(税込)、AED-3250は月額約7,500円(税込)でレンタルできます。

レンタルのメリットは、初期費用が少なく、消耗品の管理をレンタル会社に任せられる点です。5年間レンタルした場合の総額は、月額5,000円なら30万円、月額7,000円なら42万円になります。短期間の設置や管理に不安がある場合はレンタルがおすすめです。

維持費とランニングコスト

AEDには、本体の値段以外に維持費がかかります。主な消耗品は電極パッドとバッテリーです。電極パッドは使わなくても乾燥するため、約2年ごとに交換が必要で、1セット約1万円です。バッテリーは約4年で交換が必要で、約3万円から4万円かかります。購入した場合、5年間で電極パッド2個とバッテリー1個の交換が必要になるため、約5万円の維持費が発生します。

一方、レンタルの場合は月額料金に維持費が含まれているため、別途費用がかかりません。ただし、7年以上の長期間設置する場合は、購入の方がトータルコストは安くなります。

オートショックAEDの選び方

オートショックAEDを選ぶときは、メーカーや機種の特徴を理解し、設置場所や予算に合わせて選ぶことが大切です。

主なメーカーと機種

日本で販売されているオートショックAEDは、主に3つのメーカーがあります。日本光電のAED-3250は、カラー画面付きで操作方法をイラストで表示します。音声ガイドと画面表示の両方でサポートするため、初めて使う人でも安心です。

日本ストライカーのライフパックCR2オートショックは、バッテリーとパッドの寿命が8年と長く、交換の手間が少ない特徴があります。旭化成ゾールメディカルのZOLL AED 3オートショックは、胸骨圧迫の深さや速さをサポートする機能が付いています。それぞれに特徴があるため、使いやすさや機能を比較して選びます。

購入とレンタルどちらがお得か

購入とレンタルのどちらがお得かは、設置期間によって変わります。短期間の設置や5年程度の使用であれば、レンタルの方が総額は安くなります。また、レンタルは消耗品の管理をレンタル会社が行ってくれるため、手間がかかりません。

一方、7年以上の長期間設置する場合は、購入の方がトータルコストは安くなります。購入すれば、減価償却として経費計上できるメリットもあります。ただし、消耗品の期限管理や定期的なメンテナンスを自分で行う必要があります。設置期間や管理体制を考えて、自社に合った方法を選びましょう。

まとめ

オートショックAEDは、自動で電気ショックを行うため、救助者の心理的な負担を軽減します。値段は購入で25万円から40万円、レンタルで月額4,000円から7,500円が相場です。購入とレンタルはそれぞれメリットがあり、設置期間や管理体制に合わせて選ぶことが大切です。また、メーカーや機種によって機能が異なるため、設置場所の環境を考えて最適なものを選びましょう。万が一のときに命を救うAEDを、適切な値段で導入することが重要です。

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