AEDをリースするメリット・デメリットを知っておこう!
「AEDを契約したいけどリースとレンタルってどう違うの?」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。この記事では、AEDをリースするメリット・デメリット、レンタルとの主な相違点について詳しく解説していきます。AEDの導入をリースで検討されている方は、ぜひ本記事を参考にしてください。
もくじ
AEDをリースするメリット
ここでは、AEDをリースする際の主なメリットについてご紹介していきます。
■初期費用が安い
「リース」とは、企業が購入したい物品を販売会社からリース会社が購入し、その後、企業とリース会社の間で貸借する取引のことです。AEDをリースすることで、一括購入する際にかかる多額の初期費用を払わなくて済みます。
■予算を組みやすい
AEDのリースは、メーカーの保証期間をもとに契約期間を設定することが多いため、おおよそ3~8年など長期間にわたりリース契約を結ぶのが一般的です。リースは月々の費用が把握しやすく、予算が組みやすいといった特徴があります。
■固定資産税がかからない
AEDのリース契約の場合、固定資産税はリース会社が負担するケースが多いため、固定資産税がかからないことがあります。その理由としては、AEDの所有権が契約した企業側ではなく、リース会社にあるためです。
■動産保険
リースの契約内容にもよりますが、多くの場合は契約時に動産保険がついてきます。動産保険とは、リース期間中に物品に損害があった場合、損失を補償してくれるというものです。主な補償範囲については以下の通りです。
・盗難
・火災
・破損
・爆発
・破裂
・水濡れ
AEDのメーカー保証は、保証期間内にAEDに不具合が発生し、購入者の有責でない場合に無償で交換・修理するといった内容です。動産保険に加入することにより、さらに安心してAEDを使用することができます。なお、動産保険の補償範囲・内容については、リース会社によってそれぞれ異なるため、事前に確認しておくと良いでしょう。
■追加費用ゼロ
AEDのリースでは、初期費用のみをリースする「ファイナンスリース」と、定期的なメンテナンス料金を含んだ「メンテナンスリース」の2種類から選択することができます。「メンテナンスリース」を選んだ場合、後々交換することになる電極パッドやバッテリーなどの消耗品の費用がリース料金に含まれているため、追加費用が発生しないというメリットがあります。しかし、リースの契約内容によって、一部消耗品の交換については、別料金が発生することもあるため、契約内容をしっかりと確認しておきましょう。
AEDをリースするデメリット
AEDをリースすることで、さまざまなメリットがあることが分かりました。続いて、デメリットについても見ていきましょう。
■個人契約できない
一般的にAEDのリースは法人契約がほとんどです。そのため、基本的には個人でリース契約を結ぶことができない、と考えておくとよいでしょう。
■購入よりもトータルコストが高い
リース契約をする際には、リース会社に手数料を支払う必要があるため、自身でAEDを購入する場合と比較すると、トータルの費用が高くなってしまうというデメリットがあります。また、販売店によっては、リース金額の表示価格に金利や手数料などの料率を加味せずに載せていることもあるため、金額の表記についてはしっかりと確認しておきましょう。
■途中で解約できない
AEDリースの形態にもよりますが、基本的にリース契約期間中に途中で解約することはできません。仮に解約できたとしても、解約時に発生する違約金を支払わなければならない、というデメリットがあります
リースとレンタルの主な違いは?
AEDを導入する際に、リースとよく比較される対象としてレンタルがありますが、一体どのような違いがあるのでしょうか。
■契約相手が違う
リース契約の場合、企業が購入したい物品を販売会社からリース会社が購入し、企業とリース会社の間で貸借する仕組みとなっています。一方、レンタルは販売・レンタル会社が所持しているAEDを直接企業に貸し出すという仕組みです。レンタルしたAEDが新品とは限りませんが、基本的に自由にレンタル期間を設けることが可能で、中途解約や延長にも対応しています。そのため、使用期間が明確に定まっていないという場合であれば、期間変更に柔軟に対応が可能なレンタルがおすすめです。
■リースの利点
リース契約の最大の利点は導入のしやすさにあります。購入・レンタルと比較しても初期費用が少額で済み、それに加えて新品のAEDを使用することができます。また、頻繫にAEDを使用し、消耗品の交換頻度も高いという場合には、定額払いで追加費用が発生しないリース契約は、結果的にコストカットにも繋がります。
この記事では、リース契約のメリット・デメリット、レンタルとの違いについてまとめて解説していきました。AEDをリースする際には、メリットだけでなく、デメリットについてもしっかりと理解することが大切です。また、リースとレンタルについても、同じようでそれぞれ異なる特徴があるため、使用頻度や契約内容、用途を考え、自分に合った方法でAEDの導入を検討してみてください。