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AEDはどこに設置されているの?探し方についても紹介

公開日:2024/03/15  

AED

AED(自動体外式除細動器)は、心肺停止時に生命を救うために使われるツールです。公共の場や、大勢人が集まる施設にはAEDが設置されています。いざというときのために、AEDの場所を把握しておけば、緊急時の迅速な対応を可能にします。本記事では、AEDの設置場所や探し方について、くわしく紹介します。

AEDはどこに設置されているのか

AEDは、心臓が突然停止した際に電気ショックを与え、正常な拍動を回復させる医療機器です。心肺停止は突然発生することも多く、過去に心臓病歴のない人にも襲いかかる可能性があります。そのようなとき、AEDの迅速な使用は生存率向上に寄与します。

そこで、身近な人が倒れた場合には素早くAEDを使用し、救命処置を行うことが不可欠です。AEDの主な設置場所は、病院やクリニックなどの医療機関です。また、全ての建物には備え付けられているわけではありませんが、学校や市役所、スポーツセンター、公民館、ターミナル駅など、多くの人が利用する場所にもよくみられます。

近年では、デパートや大型商業施設、コンビニエンスストア、ドラッグストアなどでも増加しています。緊急時に備え、AEDが設置されている施設の確認が重要です。なお、自宅や勤務先の周辺にあるAEDの設置場所を把握しておくことが賢明です。日常のなかでの意識向上と、万が一の事態に備えるため、AEDの存在を知り、その使い方について理解しておくことが生命を守ることにつながります。

AEDの探し方

AEDが急に必要になった際、慌てず迅速に見つけることが重要です。時間の経過は救命率を左右するため、事前にAEDの設置場所を確認しておくことが不可欠です。AEDを見つける方法は主に2つあります。ひとつめはAEDマップを利用する方法で、もうひとつはAEDの設置ステッカーを探す方法です。

AEDマップを利用する際には、一般財団法人日本救急医療財団が提供している「AEDマップ」が役立ちます。AEDマップを使用すると、現在地からもっとも近いAED設置場所が検索可能です。設置施設の名称や住所などの詳細情報も含まれており、迅速にAEDの位置を確認できます。

もうひとつの方法は、AEDが実際に設置されている場所を示すAEDの設置ステッカーを見つけることです。施設内の目立つ場所に貼られているステッカーには「AED設置施設」と記載されています。

このステッカーがあれば、その施設内にAEDが設置されています。ステッカーを見かけたら、施設の管理者や従業員に尋ねて、AEDの具体的な位置を教えてもらいましょう。いざというときの迅速な対応のために、AEDの探し方を事前に覚えておくことが大切です。

AEDを設置するには

こちらでは、AEDを設置するための方法や条件について解説します。自社や自宅に設置しておくことで社員や家族の命を守ることに繋がります。

AEDを設置する方法

AEDの設置には3つの方法があります。まず一つ目は、AEDの購入です。施設や組織がAEDを所有し、独自に管理できるメリットがあります。二つ目はAEDをリースする方法で、定期的な契約料金を支払いながらAEDを利用できます。ただし、電極パッドなどの消耗品は都度購入が必要です。最後に、AEDのレンタルです。必要な期間だけAEDを使用し、その後返却します。このような設置方法の選択は、予算や利用頻度に合わせて検討しましょう。

AEDを設置する際の条件

AEDを設置する際の条件にはいくつかの重要なポイントがあります。まず、AEDが5分以内に到達可能な場所に設置することが不可欠です。施設の入口や出口、エレベーターや階段の近くなど、アクセスが容易な場所が適しています。これにより、心停止が発生した別の階でも5分以内にAEDが到着し、電気ショックが行えます。

次に、AEDは分かりやすい場所への設置が必要です。普段から多くの人が通る場所や目にする場所に配置しておけば、AEDを探しに来た人が迅速かつ簡単に見つけられます。視認性の高い場所に配置し、救急時の対応をスムーズにしましょう。さらに、AEDの設置場所は鍵がかかっていない場所であることが重要です。

鍵がかかった場所や入室に特別な許可が必要な場所にAEDを配置すると、緊急時にアクセスが制限され、対応が難しくなります。同時に、AED収納ボックスには鍵をかけず、誰でも簡単に取り出せることが大切です。AEDは広く一般の人が入手可能な場所に配置し、迅速な救命措置が行えるような配慮が大切です。

まとめ

AEDの設置場所や探し方、設置する場所の条件について解説しました。安心して生活するためには、AEDの存在を知り、効果的な場所に設置されていることが不可欠です。急な緊急事態に備え、AEDが迅速かつ容易に利用できるよう、周囲の施設やAEDマップを確認する習慣を身につけましょう。日常的に過ごす場所へのAEDの設置も大切です。万が一のときには、AEDの存在と使い方を理解することで、生命を守るための積極的な対応が可能です。

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