AED導入で評判のAEDリース・レンタル会社ランキング!口コミで人気の業者を厳選しました。

オートショックAEDとはどんなもの?メリットや注意点をご紹介!

公開日:2023/03/15  


オートショックAEDは国内ではあまりメジャーでないものの、多くの国で拡充しているAED機器です。ボタン操作を省くことで救命率アップや救助する側の心理的負担軽減を目指しており、国内でも今後設置が広がっていくことが予想されます。当記事ではオートショックAEDの詳細や操作時の注意ポイントについて解説するため、ぜひ参考にしてください。

オートショックAEDとは

オートショックAEDについて解説します。

オートショックAEDは操作を省いたAED

オートショックAEDは、電気ショックの必要性が認められた場合に、機械が自動で電気ショックを行うものです。これまでのAEDのようにボタンを押して電気ショックを実施する必要がないため、オートショックAEDには通電を通知するためのアイコンのみが備え付けられており、ボタンなどはありません。日本では今後導入が進むという段階であるため実際に設置されている場所は非常に少ないものの、外国では国内にあるAEDの50%以上がオートショックAEDである国もあり、世界各国で普及が進んでいると言えます。

通常のAEDとの違い

通常のAEDとオートショックAEDの違いは、電気ショックが機械によって自動で実施されるかどうかという点にあります。通常のAEDの場合、心電図の解析結果によって電気ショックが必要とされると、体から離れて点滅している電気ショックボタンを押すよう音声の指示が流れ、救助する人がボタンを押さなければならないのが特徴です。しかし、オートショックAEDでは、3秒間のカウントダウンの後に自動で電気ショックが実施されます。ボタンを押すという作業をなくすことで、救助する人のメンタル面での負担を緩和することが可能です。

オートショックAEDを導入するメリット

オートショックAEDの導入メリットは、以下の2つです。

操作ミスをなくすことが可能

通常のAEDは、電気ショックを実施するためにボタンを押さなければなりません。「ボタンを押すだけの単純な作業を間違えることはない」と考える人も多いですが、緊急時には、判断が鈍るケースも少なくありません。人の命に関わる場面に出くわすと、焦りや緊張感からパニック状態に陥ってしまう人もいるでしょう。

実際、一般の人がAEDを利用して救助を行ったケースにおいて、電気ショックの実施ボタンを押すことを躊躇したことによって処置が遅れてしまう、誤ってAEDの電源を切ってしまう・AEDを取り外してしまうといった操作ミスが発生した例もあります。オートショックAEDでは救助する人が機械を操作する必要がないことから、処置が遅れる心配不要となります。

救助する人の負担・ストレスを軽減することが可能

先述の通り、通常のAEDでは救助する人による操作ミスなどが発生する可能性も否定できません。たとえミスが起きなかったとしても「本当に正しく操作できたのか」と不安に思う人も少なくないでしょう。

不安感や自責の念から体調不良・うつ状態へと発展するケースもあり、救助する側のメンタル面のケアも重視されています。オートショックAEDはボタン操作がなくパッドを取り付けるのみで電気ショックを実施できるため、救助する人の心理的な不安やストレスの軽減も期待できるでしょう。

オートショックAEDを使用するときの注意点

実際に患者に対してオートショックAEDを使用する際には、いくつかの注意すべきポイントがあります。ここでは、オートショックAED使用時の注意点を3つご紹介します。

使用するAEDの種類を確認する

オートショックAEDを使用する際は、ロゴシールを確認するなどして通常のAEDと間違えないよう注意しましょう。救助する人にオートショックAEDを渡す際には、誤操作を防ぐためにもAEDの種類を明確に伝えることが重要となります。

音声ガイダンスをよく聞いて指示に従う

オートショックAEDを使用する際には、音声ガイダンスを聞き漏らさないよう注意して操作しましょう。オートショックAEDのロゴシールやショックアイコンを押すというミスは特に起こりやすいため、十分に確認しながら操作することが重要です。

電気ショック実施時には患者から十分な距離をとる

オートショックAEDではボタン操作の必要がないため、音声ガイダンスを聞き逃すと、患者から離れることを忘れて感電や事故が発生する可能性もあります。電気ショックの実施前には3秒間のカウントダウンがありますが、周囲の騒音などで音声ガイダンスが聞き取りにくい場合には、AED本体のパネル案内に従って操作してください。また、電気ショック実施の際はショックアイコンの光が点滅する仕組みであるため、点滅中は患者から十分に距離をとることを覚えておきましょう。

まとめ

今回は、オートショックAEDの概要や通常のAEDとの違い、導入メリットなどについて詳しく解説しました。オートショックAEDはボタン操作のないAEDであり、パッドの取り付けのみで自動で電気ショックを実施することが可能です。ボタン操作をなくすことで操作ミスを防ぐだけでなく、救助する人の心理的負担やストレスを軽減することにもつながります。

オートショックAEDを正しく安全に使用するためには、使用するAEDがオートショックAEDであることを必ず確認し、音声ガイダンスをよく聞いて指示に従いましょう。また、電気ショック実施時の感電を防止するため、音声ガイダンスやパネル案内に沿って患者から距離をとることが重要です。緊急時に慌てず対応できるよう、今回の記事を参考にしてみてください。

おすすめ関連記事

管理人紹介

管理者
はじめまして。私は、40代商社勤めのサラリーマンです。以前、勤め先の社内でAEDの処置が必要な急病人に遭遇したことがあります。しかし当時の私はAEDに対する知見がほとんどなく、設置個所や使用方法などが分からず、急病人を目の前にしながら何もできませんでした。その苦い経験から、以前の私のようなAEDに対する知識があまりない人にもAEDについて広く知ってほしいと思い当サイトを立ち上げました。

当サイトでは、数あるAEDリース・レンタル会社の中から、手厚いサポートを受けられる会社や口コミ、評判の良い会社を厳選して紹介しています。独自に調査した情報をもとに作成していますので、比較・検討の材料にぜひご活用ください。

SEARCH

新着記事

投稿日 2021.05.15
身近な場所で見かけることも多くなってきたAEDですが、「使い方を教えてくれる講習がある」ということはご存じでしょうか?AEDはよく知られている通り、電気ショックによって心停止から患者の命を救
続きを読む
投稿日 2021.06.1
突然心停止が起きた際、電気ショックを起こして救命措置に使うAEDですが、小さな子どもにも使えるのでしょうか?何となく危険なイメージがあり、子どもに使うのは躊躇してしまいそうですが、実際には使
続きを読む
投稿日 2021.06.1
正しい胸骨圧迫の方法をご存じでしょうか?AEDは使用する際に音声ガイダンスが付いていますが、AEDを使用したらそこで救命活動が終わるわけではありません、必ず胸骨圧迫を併用する必要があります。
続きを読む
投稿日 2021.06.1
AEDを扱うための講習があることをご存知でしょうか。講習を受けることで初歩的な救命に関する知識を身につけられ、資格として使用することも可能です。医療現場に従事していなくても、緊急の際に的確な
続きを読む
投稿日 2021.06.1
日本でも普及が広まってきたAED(自動体外式除細動器)ですが、現在では公共施設から人が集まる商業施設などにまで設置されています。AEDの導入には、買い取る場合とレンタルする方法があるようです
続きを読む
投稿日 2021.06.15
使い方は電極パッドを胸に貼るだけ。誰にでも扱いやすくなっているAEDですが、いざという場合に戸惑ってしまうケースはよくあります。たとえば、傷病者の体が濡れている場合はどうすればよいでしょうか
続きを読む
投稿日 2021.06.15
救命のためといっても「女性の衣服を脱がせること」に抵抗感のある男性、「異性から衣服を脱がされること」に抵抗感のある女性は多いのが現状です。しかし、倒れたのが女性であっても、AEDの使用をため
続きを読む
投稿日 2021.06.15
AEDの使用方法について救命講習を受けて学んでいる人もいるでしょう。しかし、ペースメーカーのことについて深く知らない人もいるのではないでしょうか。ペースメーカーとはどのような症状が原因となっ
続きを読む
投稿日 2021.07.1
【詳細】 会社名:株式会社サニクリーン 住所:東京都中央区日本橋二丁目11番2号-20階 TEL:03-3276-7271 AED需要に伴い、様々な企業がAEDレンタル、リースサービスを始め
続きを読む
投稿日 2021.07.1
【詳細】 会社名:株式会社 クオリティー 住所[AED事業部]:千葉県柏市若柴276-1中央156街区1 TEL:0120-812-842 AEDの使用が医師以外でも認められるようになり、事
続きを読む