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マンションにもAEDを設置する必要がある?

公開日:2022/09/15  


人の命を救うことができるAEDですが、公共施設や商業施設で見たことがある方も多いでしょう。そんなAEDですが、実はマンションにも設置した方がよいとされています。そこで今回は、AEDをマンションにも設置した方がよい理由について解説するので、ぜひ最後までご一読ください。

AEDを設置するマンションが増加傾向にある

最近、AEDを設置するマンションが増えてきています。そもそも、AEDとは一体どのようなものなのでしょうか?まずは、AEDについて詳しく見ていきましょう。

AEDとは?

AEDとは、自動体外式除細動器のことです。心室細動になったとき、心臓に電気ショックを与え、正常なリズムに戻すために使われます。心室細動とは、心臓の筋肉が痙攣状態になり、全身に血液を送るためのポンプ機能が失われてしまう状態のことを指します。そしてAEDを含む除細動器による医療行為は、心室細動に対する唯一の治療法といわれているのです。

早ければ早いほど命を救える

心室細動の状態に陥った患者さんに対して、AEDで電気ショックを与えれば必ず助かるというわけではありません。AEDによる電気ショックは時間との勝負です。患者さんが助かる可能性は、心室細動になってから1分経過するごとに約7~10%低下するといわれています。

しかし、日本は救急車を呼んでから到着まで、平均約8.7分です。その間に何もしないと、助かる確率はどんどん下がってしまいます。そこで、救急車が到着するまでの間、一般市民でも電気ショックを与えられるように、街のいたるところにAEDが設置されているのです。

マンションにAEDが必要なのはどうして?

街中でAEDを見ることはあっても、家にAEDを設置しているというご家庭はなかなか少ないでしょう。実際、AED設置を義務付けられているのは、公共施設や学校、大型商業施設、会社などです。しかし今、マンションにもAEDを設置した方がよいとされています。その理由を詳しく見ていきましょう。

心臓突然死は自宅で発生することが多い

心臓の動きが急に悪くなり、そのまま亡くなってしまう心臓突然死。実は、心臓突然死の約7割が自宅で発生しているのです。そしてその理由の一つが、自宅で救急車が到着するまでの7.8分に、ただ待っているだけで何もできないということが挙げられます。実際に、公共の場所で倒れた場合と自宅で倒れた場合では、自宅で倒れた場合の方が、死亡率が高いといったデータも出ています。

それは、公共の場所ではAEDが設置されていることにより、救急車到着までの間心臓に電気ショックを与えることができるというのが、一つの要因でしょう。このような理由から、自宅で倒れたときも救急車到着まで心臓に電気ショックを与えられるように、マンションにもAEDを設置した方がよいとされているのです。

高齢社会に備えよう

マンションにAEDを設置した方がよい理由として、高齢社会ということも挙げられます。日本では年々高齢化が進み、高齢者が一人暮らしをしているというのも当たり前の光景になってきました。また、子どもが大きくなって自立した後、戸建てからマンションに住み替えるという高齢者も多いでしょう。

心室細動は若い人でも起こりますが、やはり高齢者の方が起こる確率はぐんと高いです。マンションにAEDを設置し、いざというときに使うことができれば、救える命が一つ増えます。では、マンションのどこにAEDを設置すればよいのでしょう?ここからは、マンションにAEDを設置するときの設置場所について解説します。

マンション内のAED設置場所

AEDのガイドラインでは、心停止から長くても5分以内にAEDによる処置が可能な場所への設置を推奨しています。さらに、誰でも見つけやすい人目に付きやすい場所で、施錠されていない、誰でも取りに行ける場所が望ましいとされています。マンションの場合は、エントランスやエレベーターホール、警備室などに設置されていることが多いです。

AED設置後はメンテナンスも忘れずに!

AEDは設置したら、それで安心というわけではありません。いつでも使えるように、定期的なメンテナンスが必要です。電極パッドなどの消耗品は、使用期限を確認して交換するようにしましょう。AEDそのものの耐用年数も確認しておいてください。日々の点検としては、通電ランプの点灯や、蓋が開いていないかなど、目視で確認できます。

また、たまにいたずらされて使えなくなっていることもあるので、頻繁にチェックしておきましょう。せっかくAEDを設置しても、メンテナンスを怠ると使えない状態になってしまいます。救える命も救えなくなってしまうので、AED設置後も必ずメンテナンスをするようにしましょう。

まとめ

AEDをマンションに設置した方がよい理由についてご紹介しました。AEDがあれば、医師免許を持っていない一般市民でも、人の命を救うことができます。心停止は、いつどこで起こるか、誰にもわかりません。多くの人が住むマンションにAEDを設置することで、住民の命を救うことにつながります。AEDはレンタルなどもあるので、マンションへの設置を迷っている方は、ぜひ検討してみてください。

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管理人紹介

管理者
はじめまして。私は、40代商社勤めのサラリーマンです。以前、勤め先の社内でAEDの処置が必要な急病人に遭遇したことがあります。しかし当時の私はAEDに対する知見がほとんどなく、設置個所や使用方法などが分からず、急病人を目の前にしながら何もできませんでした。その苦い経験から、以前の私のようなAEDに対する知識があまりない人にもAEDについて広く知ってほしいと思い当サイトを立ち上げました。

当サイトでは、数あるAEDリース・レンタル会社の中から、手厚いサポートを受けられる会社や口コミ、評判の良い会社を厳選して紹介しています。独自に調査した情報をもとに作成していますので、比較・検討の材料にぜひご活用ください。

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