AED導入で評判のAEDリース・レンタル会社ランキング!口コミで人気の業者を厳選しました。

AEDの設置場所は?認知されやすい場所に置こう!

公開日:2021/11/15  最終更新日:2021/11/02

AEDを設置していると、突然死が起きた際でも、スムーズに応急処置ができます。そのため、AEDの設置を考えている方も多いのではないでしょうか。しかしAEDを設置した場合でも、認知されていないと使用されることはありません。そこで今回は、AEDを設置する際におすすめのポイントや条件、認知されるための方法を紹介します。

AEDのおすすめの設置場所

突然死は、時間の経過と共に救命の可能性が下がっていきます。日本では、119番の通報があってから現場に到着するまで、約9はかかるといわれています。

突然死が起きた場合は、救急車が到着するまでの間、応急処置をしておくことが重要です。AEDを設置しておくと、応急処置もスムーズに行え、突然死から救命できる可能性を高められます。

しかし、AEDの除細動の成功率は、1分経過するごとに約10%低下するといわれています。そのため、AEDは突然死が起きてから1分以内に用意できる場所に設置することが望ましいです。

そのほか、スポーツセンターや銭湯など、心停止のリスクがある場所にも、設置するといいでしょう。

AEDの設置場所として必要な条件

AEDの設置は、人の命を救うことにつながります。しかし、設置している場所が悪いとスムーズに使用できません。AEDの設置を考えている場合は、次の条件を満たしているかを確認しておきましょう。

設置していることがわかる場所

AEDを設置したとしても、どこにあるのかわからないとなると、すぐに用意できません。そのため、AEDは誰でもわかる場所に設置することが大切です。誰でもわかりやすい場所として、建物の出入り口の付近や普段から目に入るような場所が挙げられます。

また、万が一場所がわからない場合でも、簡単に説明できる場所に設置しておくと、すぐに見つけられます。目立つ看板の下など、誰でも取りにいける場所なのか、設置する際は意識するといいでしょう。

いつでも利用できる場所

AEDは、いつでも持ち運べる場所に設置することが重要です。たとえば、休日は閉館している公共施設や学校の中にのみAEDを設置してしまうと、休日に屋外で突然死が起きた際に対応できません

そのため屋内にAEDを設置する際は、誰でも入ることのできる場所なのかを考える必要があります。万が一、誰でも入れない場所である場合は、玄関前などの屋外に設置することを考えましょう。

AEDをすぐに用意できる場所

AEDの除細動の成功率は、1分経過するごとに10%低下するといわれています。除細動の成功率を上げるためにも、最低でも5分以内に使用できる場所に設置することが望ましいです。

たとえば会社のオフィスが高層な場合は、玄関にだけ設置してしまうと、AEDを取りに行くのに時間がかかってしまい救命率が低下してしまいます。そのため、各フロアに一台ずつAEDを設置することが望ましいでしょう。

また、道路などの直線距離の場合は、300メートルの間隔でAEDが設置されていると、5分以内に現場へ戻ることが可能です。事前にAEDマップを確認し、300メートルの間隔で設置できているかも確認しておくといいでしょう。

メンテナンス・マップへの登録も忘れずに

AEDを設置した場合でも、第三者の方が利用できるようにしておかないと意味がありません。したがってAEDの位置が確認できる「AEDマップ」に登録しておくのがおすすめです。

また、いざというときに備え、AEDがうまく作動するのかメンテナンスも行う必要があります。AEDマップとメンテナンスについて詳しく解説するので、設置を考えている方は、目を通しておきましょう。

AEDマップについて

AEDを設置した場合は、AEDマップへの登録が推奨されています。AEDマップに登録することで、第三者の方がAEDの位置を確認できるようになります。

すぐにAEDを見つけられ、除細動の成功率を上げることが可能です。行政からも届け出への協力申請が出ているため、必ずAEDマップへの登録は行っておくようにしましょう。

AEDのメンテナンスについて

AEDは医療機器のため、定期的にメンテナンスをする必要があります。万が一メンテナンスをしなかった場合、いざというときにバッテリー切れや消耗品が交換されておらず上手く作動しないことが考えられるのです。

AEDの状態は、設置場所や使用頻度などが大きく影響を受けます。そのため定期的にメンテナンスを受けるようにしましょう。また、耐用年数が過ぎた際の対応についても確認しておくといいでしょう。

 

AEDは、突然死から救命するためにも、必要不可欠な医療機器です。人が多く集まる場所や突然死が起きる場所には、万が一のことを考え、必ずAEDを設置しておきましょう。

また、AEDの除細動の成功率を高めるためには、すぐに用意できる場所に設置しておくことが大切です。誰でもAEDの設置場所を把握できるよう、必ずAEDマップには登録しておくようにしましょう。そして、いざというときに作動しないことを避けるためにも、定期メンテナンスを忘れないようにしてください。

おすすめ関連記事

管理人紹介

管理者
はじめまして。私は、40代商社勤めのサラリーマンです。以前、勤め先の社内でAEDの処置が必要な急病人に遭遇したことがあります。しかし当時の私はAEDに対する知見がほとんどなく、設置個所や使用方法などが分からず、急病人を目の前にしながら何もできませんでした。その苦い経験から、以前の私のようなAEDに対する知識があまりない人にもAEDについて広く知ってほしいと思い当サイトを立ち上げました。

当サイトでは、数あるAEDリース・レンタル会社の中から、手厚いサポートを受けられる会社や口コミ、評判の良い会社を厳選して紹介しています。独自に調査した情報をもとに作成していますので、比較・検討の材料にぜひご活用ください。

SEARCH

新着記事

投稿日 2024.04.15
AED講習会は、心肺停止時に必要なAED(自動体外式除細動器)の使用方法を学ぶ場です。参加することで、緊急時に冷静かつ迅速に対応できるスキルを身につけ、命を救うためのスキルを手に入れられます
続きを読む
投稿日 2024.03.15
AED(自動体外式除細動器)は、心肺停止時に生命を救うために使われるツールです。公共の場や、大勢人が集まる施設にはAEDが設置されています。いざというときのために、AEDの場所を把握しておけ
続きを読む
投稿日 2024.02.15
AED(自動体外式除細動器)は命を救う重要なツールです。心臓の異常リズムに対応し、電気ショックを与えて正常な鼓動に戻します。女性に使う際は、胸部へのパッドの適切な配置と、性別に関わらず迅速な
続きを読む
投稿日 2024.01.15
AED(自動体外式除細動器)は現在、個人でも購入可能ですが、高額なため一般的ではありません。リースやレンタルは、組織や施設において普及しており、費用対効果が高い選択肢です。本記事では、AED
続きを読む
投稿日 2023.12.15
AEDの価格は多岐にわたります。購入、リース、レンタルの選択肢があり、予算やニーズに応じて選ぶことが重要です。購入は所有権が得られますが、リースやレンタルは初期費用が軽減され、定期的なメンテ
続きを読む
投稿日 2023.11.15
AED(自動体外式除細動器)は誰でも簡単に使用できる便利な装置ですが、正しい状況で使うことが肝要です。本記事では、緊急時にAEDを適切に利用すべき場面と避けるべき場面に焦点を当て、その正しい
続きを読む
投稿日 2023.10.15
緊急事態に直面したときに、あなたは適切な対応ができるでしょうか?救命処置の講習を受けた経験があったり、知識として知っていても、自信をもってできるとはいえない方もいるはずです。しかし、いざとい
続きを読む
投稿日 2023.09.15
倒れている人を発見したときに、あなたは対応できるでしょうか?いざというときのあなたの行動が大切な人の命を左右するかも知れません。そのため、万が一に備えて正しい救命方法を知っておくことは重要で
続きを読む
投稿日 2023.08.15
心室細動のような致死性不整脈による心臓突然死によって年間約7.9万人が亡くなっており、これは年齢や性別にかかわらず誰にでも起こりえることです。心室細動を理解し、実際に人が倒れているときに命を
続きを読む
投稿日 2023.07.15
今回の記事では、死戦期呼吸とよばれる、命に関わる危険な状態について解説します。日本では、心臓が原因の心停止は非常に多く、1日に200人前後が心停止で亡くなっています。突然そのような現場に出く
続きを読む