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AEDの講習は何をするの?どこで受けられる?カリキュラムや講習を行っている団体

公開日:2021/05/15  最終更新日:2021/06/23


身近な場所で見かけることも多くなってきたAEDですが、「使い方を教えてくれる講習がある」ということはご存じでしょうか?AEDはよく知られている通り、電気ショックによって心停止から患者の命を救うための装置です。この記事では、AEDの講習について紹介しましょう。AEDについて知りたい人、受講を検討している人は参考にしてください。

AED講習の概要

まずはAED講習の概要について紹介します。料金や種類、時間、内容について、詳しく紹介しましょう。

料金について

消防が主催する講習に関しては、東京都以外は無料で受講できる場合がほとんどでしょう。なぜ東京が有料なのかというと、講習とは別にテキストと人工呼吸用のマスクで1,400円の費用が発生するためです。

また赤十字が開催する講習の場合は、地域を問わずひとりにつき1,650円(税込)請求されます。この他にもNPO法人や人体模型の販売会社、講習の専門会社が主催する講習もありますが、こちらはさまざまな講習が用意されている分費用も高額になるでしょう。

種類について

有名なのが日本赤十字社による救命法基礎講習、消防の普通救命講習・上級救命講習などです。なお、赤十字では会場に出向くスタイルですが、消防では講習に集まった人数次第で出張講習を行ってくれます。この他にも、レールダルによるビデオを使った講習や簡易型人体模型を使った講習、救命講習を専門に扱うMFAによる講習など、さまざまな種類があるようです。

時間や内容は?

消防の普通救命講習や赤十字の講習に関しては、3~4時間程度かかると考慮しておくとよいでしょう。内容は心肺蘇生法(CPR)の基礎から、人体モデルを使ったAED講習までの一連の流れとなります。また、上級救命講習は約8時間です。

長時間の講習の受講が難しい人は、ビデオを活用した講習を受けるとよいでしょう。1時間程度に短縮されているので、忙しい人でも時間を気にすることなく受講できます。この他に45分、90分の講習もありますが、それらは学校の授業で使われることを想定したものです。よって、内容も授業時間と合わせたものに、振り分けられています。

そもそも参加方法は?

赤十字や消防の講習は、あらかじめ決められた日時に合わせて予約する必要があります。実施日は土日もありますが、どちらかというと平日に開催されることが多いでしょう。消防では集まった人数次第では講師が出張してくれることもあるので、会社など人が多い場所で企画があれば積極的に活用するとよさそうです。企業が主催する講習に関しては、スケジュールの調整もしやすいでしょう。

しかし、AED販売店の講習で土日に受講するものでは、休日料金が加算されることが多いようです。また、講習専門会社が主催する講習は高額ですが、その分フレキシブルに対応してもらえます。スケジュールや予算とも相談しながら、自分に合った方法で講習を受けましょう。

カリキュラム

AED講習のカリキュラムは、厚生労働省が自らの模範例を出しています。まずはその内容について、順を追って紹介しましょう。

AEDの使用を促すための入門講習

正式名称は「非医療従事者による自動体外式除細動器(AED)の使用を促すための入門講習」となります。45分型と90分型の2種類があり、座学による導入から胸骨圧迫による心肺蘇生・AEDの使い方といった実技、まとめが主な内容のようです。90分型の講習の場合は、AEDの使い方の他にシナリオシミュレーションが追加されます。

AEDを使用する一般市民への講習

正式名称は「自動体外式除細動器(AED)を使用する非医療従事者(一般市民)に対する講習」で、180分もの本格的な講習となります。内容はコースの概要を説明するイントロダクションから始まり、心肺蘇生の実技・ビデオまたはデモによるAEDの使用方法解説・AEDの実技・講義内で覚えた知識と実技の確認といった流れが一般的です。

一定の頻度で対応する可能性がある者への講習

正式名称は「一定の頻度で対応することが想定される者のための自動体外式除細動器(AED)講習」です。220分かかってしまいますが、その分しっかりとした技術や知識が身につきます。内容は前述の「自動体外式除細動器(AED)を使用する非医療従事者(一般市民)に対する講習」とほぼ同じです。しかし、実技や最後の振り返りの時間が長く設けられているため、より実践的な技術や知識が身につくでしょう。

講習を行っている団体

AEDの講習の概要やカリキュラムがわかってきたので、ここからは講習を行っている団体を紹介いたします。AEDの講習を受けたいと思った時、どこに申請すればよいのでしょうか?

公共の団体

こちらは消防と赤十字などです。消防の講習では、集まった人数が多ければ出張してくれるので便利に利用できるでしょう。

講習会社

日本ACLS協会をはじめ、MFA、レールダル、NPO法人が該当します。費用や講習スケジュールは、各機関の公式サイトなどを確認してください。

AED販売会社・財団

日本光電を含むAEDメーカーをはじめ、その他AEDの販売会社や専門店が、AED販売会社や財団に該当します。

講習の内容と料金

赤十字主催の講習は1人につき1,650円(税込)かかります。そして、消防主催の普通救命講習および上級救命講習は、東京以外は無料です。ここでは、より細かく講習の内容と料金について紹介していきます。

公的な講習の場合

ここでは消防の普通救命講習と上級救命講習、赤十字の「救急法基礎講習」について説明しましょう。

まず普通救命講習は、全部で3種類あります。具体的にはひとつ目が基本形で、2つ目が筆記試験+実技試験、そして3つ目が乳児や新生児を含む子どもに対するAEDの使い方を学ぶものです。続いて上級救命講習は480分要しますが、AED操作以外に外傷の手当・傷病者の保温・搬送方法なども学べます。費用はいずれも無料です。

そして、赤十字による「救急法基礎講習」ではAED使用を含む一次救命処置の基本全般を学習し、受講後には受講証や認定証が発行されます。費用は前述したように、1人につき1,650円(税込)です

講習会社の場合

MFAでは日本全国に登録された指導員が在籍し、要望に応じてその指導員が指導をしています。講習内容や参加人数、指導員によって料金設定が異なるため、具体的な料金はHPには記載されていません。

参考までにMFAの講習を扱っている団体による価格設定を引用するとグループ料金だと5~7人で1人につき13,200円(税込)、8~10人だと1人につき11,000円(税込)となります。そして前回の受講から2年以内の受講者が再度学習を行う場合は、2,000円の割引が適用されるようです。

なお、もうひとつの講習会社であるレールダルは、主に人体模型を販売しています。そのため、講習時には「ミニアン」という簡易型人体模型を用いて講習しているようです。ひとり1台ずつ「ミニアン」を用意し、ビデオを使って学習を進めていきます。費用は参加者人数×ミニアン(5,280円/税込)+講師費用です。

販売会社の場合

日本光電では、訪問講習と自社で行う公開講習会の2種類用意されています。公開講習会は毎月定期的に開催されており、開催日も事前にわかるので都合のよい時に申し込むとよいでしょう。会場は日本光電の東中野事業所となります。60分と180分のコースがありますが、費用はそれぞれ60分が3.850円~(税込)、180分が5,500円~(税込)です。

 

ここまでAEDの講習で何をするのか?そして、どこで受けられて、どんな団体が講習を行っているのか?という点について、概要や内容、費用などの視点から紹介してきました。いずれの講習を受ける場合でも、お金や時間が必要となります。しかし、誰かが倒れた場面に直面しても慌てず対処できるので、いざという時のためのお守りとして受講しておくのもよいでしょう。

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