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回復体位って知ってる?AEDを使っても意識が戻らないときの応急処置

公開日:2023/04/15  最終更新日:2023/03/10


回復体位はファーストエイドの1つとして知られており、呼吸が正常であるのに意識・反応がない場合や、AEDを使用しても意識が戻らない患者に対し
て有効な応急処置です。回復体位は救急車を待つ間などに取り入れられており、窒息や呼吸困難を防ぐ効果がきたいできます。今回は回復体位について詳しく解説するため、ぜひご参考ください。

回復体位とは

回復体位は体を横向きにして患者を寝かせている状態を指します。回復体位が必要とされるのは、呼吸をしているにも関わらず反応がない・意識がない患者です。本来、回復体位は特別な訓練を受けた人が患者に対して実施する処置であるとされているものの、救急蘇生に関する一般向けの指針においても紹介されています。

回復体位は急病人の救助時に始めに行う行為を意味する「ファーストエイド」の一種であり、体を横向きにすることで、嘔吐時に喉が詰まることや、気道が詰まって息苦しくなることを未然に防ぐことが可能です。

回復体位の姿勢

回復体位の姿勢の作り方について、4つのステップに分けて流れを解説します。

ステップ1:周囲の安全を確保する

回復体位が必要となる患者は、呼吸は正常にしているものの意識・反応がありません。まずは救急車を待つ際に危険でない場所を探し、患者を移動させましょう。

ステップ2:患者を横向きにして腕の位置を動かす

患者の体を横向きにします。体の下側にある腕を前に伸ばしたら、体の上側にある腕を曲げて、患者の顔を手の甲に乗せましょう。このとき、回復体位の姿勢が不安定にならないよう、手の甲でしっかりと顎から頬にかけての部分を支えることが重要です。気道を確保するため、下顎は少し前方に出すようにしてください。

ステップ3:脚の位置を動かす

体の上側にある脚の膝を90度曲げて前側に出し、横向きの姿勢を支えます。膝を曲げることで回復体位の姿勢を安定したままキープできるため、忘れずに動かしましょう。

ステップ4:30分経過後は体の向きを変える

救急車の到着を待つ間に回復体位の姿勢をキープしたまま30分が経過した場合には、体を反対向きにして再度回復体位の姿勢を作りましょう。体の下側が圧迫されることによって障害が起こる可能性もあるため、同じ向きのままにしておかないよう注意してください。

回復体位が必要な状況

先述の通り、回復体位はあくまでも呼吸を正常にしていることが確認できた上で意識がない場合に必要な措置です。

具体的なケースを挙げると、

①通常通り呼吸できているが反応・意識がない
②嘔吐・吐血が見られる
③やむを得ず患者の側から離れなければならない
④急患のため救急車を呼んで到着を待つ
⑤AEDにより呼吸が正常になっても意識が戻らない

といった場面で実践されます。ただし、そもそも呼吸していない・正常な呼吸でないというようなケースでは、回復体位ではなくAEDによる電気ショックや心肺蘇生法の実施が必要となります。

また、救急車の到着を待つ際も同様、正常呼吸あり・意識なしの場合は回復体位を取りますが、意識があり意思疎通がとれるのであれば、患者が望む楽な姿勢をキープして救急車を待つのがよいでしょう。患者の状態をチェックして、回復体位が有効であるかどうかを慎重に判断してください。

回復体位を行うときのポイント

回復体位は患者にとって苦しさを緩和できる楽な姿勢です。嘔吐による窒息を防ぐ・気道を確保するといった効果もあるため、ポイントを押さえて正しく実施することが需要となります。ここでは、回復体位の2つのポイントについて詳しく解説します。

回復体位が必要かどうかは呼吸状態を確認してから判断する

回復体位は呼吸を問題なくしている患者に対して行うファーストエイドであり、呼吸状態が悪い場合はAEDや心肺蘇生法などの他の措置が必要です。急病人を前にすると緊張な焦りから落ち着いた判断が難しくなるケースも多いですが、回復体位の姿勢を作る前に呼吸と意識の確認を忘れないようにしましょう。

要点を押さえて正しい姿勢を作る

回復体位でポイントとなるのは腕と脚の位置です。横向きの体勢となったときに下側にある腕は前に伸ばし、上側の腕は曲げて手の甲部分にしっかりと顔を乗せましょう。また、上側の脚を曲げることを失念すると回復体位の姿勢が安定しないため、必ず膝を90度に曲げてください。

まとめ

今回は、回復体位の姿勢の作り方や必要な場面、回復体位を実践する際に気を付けるべきポイントについて詳しく解説しました。回復体位は体を横向きにして寝ている体勢で、体の上側にある腕を曲げて顔を乗せ、同じく体の上側にある脚を90度曲げた状態を指します。回復体位は呼吸が通常通りであるにも関わらず意識がない患者に対して有効な方法であり、救急車を待つ間のファーストエイドとして実施されます。

回復体位は嘔吐時に胃の内容物が喉に詰まったり、気道が塞がり息苦しくなるのを防いだりすることが可能です。呼吸が正常でない場合や、呼吸も意識も正常である場合などはそれぞれで有効な対策があるため、患者の状態をよく確認してから回復体位の必要性を判断してください。回復体位について知識を深めたい人は、今回の記事を参考にしてください。

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管理人紹介

管理者
はじめまして。私は、40代商社勤めのサラリーマンです。以前、勤め先の社内でAEDの処置が必要な急病人に遭遇したことがあります。しかし当時の私はAEDに対する知見がほとんどなく、設置個所や使用方法などが分からず、急病人を目の前にしながら何もできませんでした。その苦い経験から、以前の私のようなAEDに対する知識があまりない人にもAEDについて広く知ってほしいと思い当サイトを立ち上げました。

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