AEDはどこにある?いざというときのために知っておきたい見つけ方
AEDは、心臓に電気ショックを与える救命処置用の医療機器です。万が一、心臓が血液を流せなくなった場合に使うのですが、設置場所が分からないという方も多いのではないでしょうか。そこで当ページでは、AEDの設置場所について解説します。併せてAEDの見つけ方もご紹介するので、いざというときのために覚えておきましょう。
いざというときに慌てないためにチェックしておこう
AEDの役割や効果は、知っているという方が多いのではないでしょうか。近年は、さまざまなところにAEDが設置されているため、おそらくほとんどの方が何回かは見かけているはずです。しかし、いざ探してみると見つからないかもしれません。なぜなら、日常的に設置場所を確認していないからです。とくに、目の前で誰かが倒れた場合は、気が動転します。本来なら、すぐに見つかるはずのAEDも視界に入らないといった現象が起こるかもしれません。
そこで大切になってくるのがAED探しです。ショッピングなどに行った際に、こんなところにあったという発見があれば、いざというときに慌てなくて済みます。
目安は5分以内
AEDによる救命処置は、心臓が停止してから5分以内に行わないといけません。つまり、AEDの場所を何か所か把握しても5分以内に持ち込めない距離では意味がないということです。実際に、救命処置が必要になった場合は、AED設置場所と5分以内に戻れる設置場所の2つの条件に当てはまるところを探します。しかし、前述の通り、緊急時は気が動転するケースがほとんどです。AEDを直接探すことも大切ですが、AEDが設置されている場所も把握しておきましょう。
AEDは医療機関や交通機関、公共施設などに設置されている
AEDは、医療機器などで医療機関には比較的多く、交通機関や公共施設にも設置されています。日常的に利用する場所もあるので確認しておきましょう。
医療機関
AEDは、大きな病院をはじめ、医療機関と呼ばれるところには設置しています。たとえば、病院や診療所などです。大きな病院であれば、ほとんどのところが設置していますし、中小規模の病院や診療所にも見かけるでしょう。また、意外なところだと歯科医院です。ただし、必ずしも設置しているとは限りません。
介護および福祉関連
介護および福祉関連施設にも設置しています。とくに介護関連施設に関しては、利用する方が高齢者のため、設置するところは多いでしょう。ただし、介護および福祉関連施設もさまざまな種類がありますし、規模も違います。医療機関と同様に必ずしも設置しているわけではないので要注意です。
交通機関
代表的なのは、各都市にある駅です。無人駅をはじめ、都市部から離れた駅はないかもしれませんが、大きな都市部に位置する駅の場合は、ほとんど設置しています。しかし、通勤で駅を利用する方は、急いでいるため、気づかないかもしれません。もし、気になる場合は時間に余裕があるときに周囲を見ながらAEDの設置場所を確認しておきましょう。
また、意外なところだと高速道路のサービスエリアやパーキングエリアがあります。高速道路内の設置状況については、NEXCO東日本やNEXCO西日本の公式サイトで確認可能です。
学校や図書館
AEDは、全国の公共施設でも設置しています。たとえば、代表的なのは多くの生徒が集まる学校です。小学校をはじめ、さまざま学校で見かけます。学校は、施設規模が大きく目立つため、万が一のときには助かる存在です。また、街の図書館も設置している可能性が高いでしょう。
官公庁や公民館
地域を管轄する市役所などの官公庁は、設置率の高い場所です。また、街にいくつか点在する比較的大きい公民館にも設置しているかもしれません。働いている方の場合は、官公庁や公民館を利用する機会が少ないはずです。もし、何らかの用事があり利用したときは、AEDの設置状況を確認してみましょう。
デパートやコンビニなどの商業施設や会社、オフィスなどにも
AEDは、前述した医療機関など以外にも設置しています。しかし、気づかないケースがほとんどです。そこで、どのようなところに設置しているのかを確認しておきましょう。
デパートやコンビニ
デパートは、商業施設の中でも大規模な施設のひとつです。日頃から人が多く集まる場所のため、体調不良等のトラブルにも備える必要があるでしょう。しかし、にぎやかな場所なので、見つけるのが困難かもしれません。もし、見つからない場合は案内板やサービスカウンターなどを頼りにしましょう。また、全国的に多いコンビニも要チェックです。いまやコンビニは、どこにでもあるので、いざというときは探しやすいというメリットがあります。
会社やオフィス
AEDは、会社やオフィスにも設置している可能性があります。すでに社会人として仕事をしている方は、社内を探してみましょう。もしかすると、気づかなかっただけかもしれません。とくに規模の大きな会社のオフィスは設置しているところが多いはずです。
その他の場所
空港や旅客機内、そして各地域を管轄する警察署や交番にも設置しています。また、自動車の運転免許センターも設置しているところがほとんどです。AEDは、さまざまなところで設置しています。外出するときに、少しだけ気にしてみると結構見つかるかもしれません。
まとめ
命を守るAEDは、医療機関をはじめ、さまざまなところに設置しています。しかし、救命に携わる機会は少ないため、AEDの設置場所が分からないと慌ててしまう方がほとんどではないでしょうか。AEDは、意外と身近にある存在です。あらかじめ、ありそうな場所さえ抑えておけばいざというときに探し回る必要はありません。いざというときに慌てないためにも、外出したときは、AEDの設置場所を少し気にしてみましょう。
